ヒツマブシでヒマツブシ

とある人との出会いで、今の自分が自分らしくないことに気づかされました。ちゃんと自分らしく生きたい。

苦痛な職場環境

たった6ヶ月間だけ勤務したその職場は、私にとって最悪の職場で、職務中は毎日生きた心地がしなかった。

 

毎日誰かしらの悪口が絶えることなく続き、その合間には嫌味を言われ続け、上司に相談したくて一言声を掛けたら『それどころじゃない』と一掃され、誰も信じることができなくなった私は孤立した。

 

覚えなければならないことが、まるで脳みそにアナが空いてるんじゃないかと思うくらいにスルスルと漏れ落ちて、新しいことが覚えられなくなっていった。

 

毎日頭の中が熱をおびていて、脳が萎縮しているような錯覚に陥った。

 

夜も眠れず、また少しウトウトしてもすぐに我に返り眠れなかった。

 

全身にアトピーが出て、ステロイドを塗った箇所が黒ずんだ。

 

突然激しい動悸に襲われたり、回転性の目眩に悩まされた。

 

死にそうだと思って、退職を決意した。

 

退職の意思を上司に伝えると『新しい人が決まり、引き継ぎができるまでは辞められない。それが社会人の常識だ』と言われた。

 

面接希望者はなかなか現れず絶望しかなかったが、1ヶ月ほどたったある日、面接希望の人が現れ後任が決まった。

 

そこから1ヶ月と少しかけて引き継ぎをして、晴れて退職することができた。

 

 

その、引き継ぎをした子からラインがあって、会うことになった。

 

話を聞くと、その職場は悪い方に勢力が増していた。

 

その子もヘトヘトになっていた。

 

でも、引き継ぎに自信がないから辞められないと言った。

 

私自身、引き継ぎにをした時は入社4ヶ月目でまともな引き継ぎなんてできたはずはなかった。

 

ただ、上司に『引き継ぎをすることが社会人の常識だ』と言われたから、引き継ぎするしかなかったから未熟な私がするほかなかった。

 

ちなみに私に引き継ぎをしてくれた子は入社1年のパートさんで、知らないことも多かった。

 

どのみちまともな引き継ぎなんて出来っこなかった。

 

精神が蝕まれる職場は、人が続かない。

 

おかげでここ数年人が入れ替わり立ち替わり出入りしていて、誰もが中途半端な引き継ぎしかできなかった。

 

今、あの場所にいるあの子が、いつまであの場所に留まるのか私には分からない。

 

あの場所は精神を確実に蝕む。

 

蝕まれ、壊れる前に抜け出せと願うばかりだ。