道端の芸術作品
朝、泣きそうになるくらい寒い。
職業訓練に向かう道中、なかなか温まらない車の中で震えながら道の横の茶畑を見ると、スプリンクラーから水しぶきがプワーッと噴き出していて、水を浴びたお茶の葉が凍り付いてキラキラと輝いている。
ん・・・なんか絵手紙みたいなイラストになってしまったな。
葉っぱから垂れ下がるつららはものすごく芸術的で、きれいできれいで写真を撮りたいと思うけれど、車の往来があるところで写真を撮るのは少し恥ずかしいので、自分の脳みそにその美しさを刻む。
訓練校でそのことをみんなに話すと『写真を撮ることが恥ずかしいなんてよく分からない。撮りたいなら撮ればいいじゃないか』と言われた。
もっともです。
変なところで人目を気にする性分で、損な性格だなと思う。
でもいいの。ちゃんと覚えているしね。
今日はクリスマスイブ。
どうしよう、もうすぐ新しい年が来ちゃう。